ビジネス・営業で使える心理術

悪用禁止!!人の心を掴む、カリギュラ効果とは?

 

【カリギュラ】と聞くと何を連想しますか?

「初めて聞く」という人も多いと思います。

アマゾンプライムに入っている人は、今田耕司と東野幸治の「カリギュラ」を連想するかもしれないですね。

個人的には、東野幸治がカラスを狩って食べる企画と、お笑い芸人の父親に若い綺麗な女性を近づけ、浮気するのかという「浮キッス」が面白かったですね。笑

 

あの番組はカリギュラ「禁止されるほど試したくなる心理現象」と説明し、地上波では放送できない様な過激な内容を放送し、かなりの人気番組になっています。

 

そのカリギュラ効果に負けないためには?そして、カリギュラ効果を使ってビジネスなどに役立てたり出来ないか。というのが今回の記事の内容になっております。

 

カリギュラ効果とは?

 

ここで改めてカリギュラ効果とは何かご説明致します。

簡単に言うと、禁止されるとついやってみたくなる心理のことです。

また、カリギュラ効果は※「心理的リアクタンス」とも呼ばれています。

※「リアクタンス」は反発を意味します。

 

早速この記事の題名でも使っています。

「悪用禁止!!」このフレーズを見ると、悪用をすると、誰かを騙せたり、お金を稼ぐくらいの影響力のあることが書かれているのではないのか?と思わせるパワーがあります。

 

会員制のクラブや、一見さん御断りの料亭に魅力を感じるのもそうです。

特別感を出し、「誰しもが入れるわけではない」と思わせます。

 

また、ダイエットのとき、「食べてはだめ!」と思えば思うほど食べたくなってしまいます。そう思っている時点で、食べることにすでに意識が向いてしまっています。

 

「鶴の恩返し」も、カリギュラ効果が含まれている

鶴の恩返しはみなさん知っていますよね。

助けた鶴が、せっかく女の人の姿でやってきて、びょうぶの向こう側で機をおってくれていたのに、老夫婦は気になって覗いて見てしまいました。

そりゃ、「絶対に見ないでください」なんて言われて見ないのをずっと我慢するには無理ですよね。笑

日本昔話でもカリギュラ効果は無意識に描写されていたのです。

 

「カリギュラ」の由来は?

古代ローマ帝国の皇帝の中でも、冷酷無比で残忍な暴君として知られるのが、カリギュラという人物です。

その皇帝の生涯を描いた映画「カリギュラ」(1980)の内容が過激すぎて、ボストン市内で公開禁止となりました。これが「カリギュラ効果」の由来となってます。

 

公開禁止….これが世間の話題を集めました。そして、公開禁止になったボストン市内の人々は、わざわざ隣町まで足を運んで見に行きました。

そして映画「カリギュラ」は、空前の大ヒット作となり、映画を見た人々、評論家からも「素晴らしい映画だ」と絶賛されました。

 

しかし、「カリギュラ」自体、公開当初は完全に娯楽映画で、監督もポルノ系映画の巨匠。簡単に言うと、「エロくてグロい映画」です。(公開禁止になったぐらいですから。。)

そんな映画の評価でさえも、変えてしまうのが、この「カリギュラ効果」です。

 

禁じられたおもちゃの実験

3〜5歳児の子ども達の前に、無造作にたくさんのおもちゃが用意されます。

子どもの母親に、おもちゃを適当に1つ選んでもらい、「このおもちゃだけは、絶対に触ってはダメよ。」と言ってそのまま他のおもちゃ同様、置いておきます。

そしてしばらくの間、別室で観察し、そのまま遊ばせておきます。

どの子も、禁じられたおもちゃが気になっています。

じ〜っと見る子もいれば、チラ見する子もいます。

 

しかし、

実際に手を伸ばす子どもはほとんどいませんでした。

 

その後、「どのおもちゃで遊んでもいいわよ。」と子どもに伝えます。すると、子どもたちは、あの「禁じられたおもちゃ」に一目散に近づきます。

興味はあったが、禁じられていて近づけなかった分、興味津々です。

 

さらに数日後、「前遊んだおもちゃの中で欲しいおもちゃを一つあげるよ」と伝えたところ、全員が例外なく、「禁じられたおもちゃ」を選ぶ結果となりました。

 

物心がついてきた頃にはもう、「カリギュラ効果」が現れることがこの実験でわかりました。

この「禁じられたら欲しくなる」といった思いは、人間の本能として備わっているのですね。

 

カリギュラ効果(心理的リアクタンス)の対処法・活用法!ダイエット・ビジネス

 

●「チートデイ」を活用した、ダイエット

まずは対処法から。

チートデイとは、1日まるっきりサボる日です。例えば、1週間に1日チートデイを作ります。

食事制限・運動を習慣にしていて、「食べたいけど我慢しなきゃ」と思うことが多々出てきます。

ただこれは、本当にしんどいですし、言ってしまえば「ゴールのないマラソン」を走り続けるようなものです。

なので、定期的にチートデイを作ることにより、「永遠の我慢」から「後3日の我慢」に変わっていくわけです。

 

●カリギュラ効果(心理的リアクタンス)で相手を引きつける

こちらは活用法。

 

まずは既に使われている活用の仕方の例です。

モンスターストライクのCM、「絶対にやるなよ」これが印象的で有名ですよね。

やってほしいが故に、「絶対にやるなよ」と言うことによって成功した例です。

口コミなどで、広めたい場合、「今回の件は、内緒にしてください」「広めないでください」と言ったほうが広めたくなるものです。

 

よくありませんでしたか?

これ、絶対に言わないでね。「実は○○くん、○○ちゃんのこと好きらしいよ。」

「これ言わないでね」といって、みんなに知れ渡ってしまいます。

 

次に、

すぐに何かを購入してほしい時「この金額で買えるのは次いつになるかわからないです」と言われたら「今を逃したら、損をしてしまうのでは。」と考えてしまいます。そこで、購入という選択肢を、とってしまうのです。

これは希少性を利用しています。この希少性をもう少し掘り下げてみます。

 

あなたが例えば靴屋に靴を見にきたお客様だとします。想像して見てください。

あなた「この靴の、○○センチありますか?」

店員さん「探してきますので、少々お待ちください。」

ここで、定員さんは、普通在庫をなるべく早く探して、持って行きますよね。

 

カリギュラ効果(心理的リアクタンス)を応用すると、こうなります。

在庫は見つかったが、5分ほど探すふりを定員さんはします。

何も知らないあなたに、「ちょっと在庫がまだ見当たらないので、もう少しお待ちいただけますか?」と定員さんは伝えます。

ここであなたは、‘在庫なさそうだなぁ’と若干テンションが下がりますよね。

 

また5分ほど待つと、奥から小走りで定員さんが笑顔でこちらに向かってきます。

店員さんが、「在庫見つかりました!」と来たら、「おっ!」ってなりますよね。

 

少しグレーなやり方ではありますが、相手の心理を利用したテクニックです。

ここでは、在庫が少ないと感じることによる、「希少性」の心理的リアクタンスと、「店員さんにここまで頑張って探してもらった」ことによる「返報性の原理」により、あなたがその靴を購入する確率は、グンと上がるでしょう。

 

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「相手に好かれるためには、返報性の原理を使おう!」